吉田沙保里「東京五輪できるならやりたい」現役続行に前向き

[ 2016年9月2日 05:30 ]

関西テレビ「イキザマJAPANリオ五輪SP」の収録に参加した吉田沙保里。右は小籔千豊(関西テレビ提供)

 リオデジャネイロ五輪のレスリング女子53キロ級で銀メダルを獲得した吉田沙保里(33)が1日、現役続行に前向きな姿勢を示した。テレビ番組の収録に参加した大阪府箕面市内で取材に対応。「いろんな道がある。結婚もしたいし、コーチや、東京五輪もできるならやりたい」と揺れる胸中を明かしながら、東京五輪について尋ねられるとトーンを上げた。「出られれば出たいです。東京ですから。東京以外なら、もう引退と言っていると思う。でもつらいからこそ、すぐやるとは言えない。やりながら戻っていければ最高」と引退表明を踏みとどまらせている理由が東京五輪にあるとした。

 年齢的にも休養して今後の方向性を決めるという選択肢はなく、至学館大に籍を置きながら、選手兼コーチとして再始動する方向で話は進めているという。ただ、12月の全日本選手権など大会出場については「1、2年は出ないかもしれない」と明言しなかった。期限を設けず、体を動かしながら自身の心に問いかけ、去就を決めることになりそうだ。

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2016年9月2日のニュース