桐生 10秒29で25日の決勝進出 ケンブリッジらと9秒台挑戦

[ 2016年6月24日 20:36 ]

<陸上日本選手権>男子100メートル準決勝で桐生(右)を抑えて1位でゴールした山県

第100回日本陸上選手権第1日

(6月24日 名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)
 陸上のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた第100回日本選手権第1日は24日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、男子100メートル準決勝2組で桐生祥秀(20=東洋大)が10秒29(向かい風1・4メートル)で2位となり25日の決勝進出を果たした。1位は10秒26で山県亮太(24=セイコーホールディングス)だった。

 桐生は11日の日本学生個人選手権で3年ぶりに10秒01をマーク。ただ一人日本陸連が定めた派遣設定記録に到達しており、他に突破者が出なければ8位以内で初の五輪代表入りが決まる。

 準決勝1組はケンブリッジ飛鳥(23=ドーム)が10秒25(向かい風0・3メートル)で1位となり決勝進出を決めた。

 ▼桐生の話 いい動きだった。最後まで気持ちよく走れた。(決勝は)勝負したい。

 ▼山県の話 あしたにつながる走りができた。予選から修正して手応えはある。最後まで自分のレースをしたい。

 ▽リオ五輪への道 個人種目出場枠は最大3。日本陸連が定めた派遣設定記録の突破者で日本選手権8位以内の最上位は自動的に代表になり、国際陸連の参加標準記録到達者が日本選手権で優勝した場合も代表に決定。日本選手権で派遣設定突破者は8位以内、参加標準到達者は3位以内で代表入りに前進する。

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