ジャンボ流で“無名”沖野が自己最高4位発進「いい報告したい」

[ 2016年6月24日 05:30 ]

5アンダー4位タイと好スタートの沖野克文

スポニチ後援男子ゴルフツア ISPSハンダグローバルカップ第1日

(6月23日 石川県羽咋市 朱鷺の台カントリークラブ=6834ヤード、パー71)
 今季レギュラーツアー初出場の沖野克文(40=舟入ゴルフガーデン)がボギーなしで66をマークした。尾崎将司の下で練習した成果を発揮。首位と3打差で4位の自己最高位で発進した。宮本勝昌(43=ハートンホテル)が自身2度目のアルバトロスを達成、66を出し、4位発進。朴相賢(33=韓国)が63を出し単独首位に立った。

 沖野が40歳にして自己最高位で発進した。ボギーなしで66。「ティーショットが良かったし、パットもピンチで入ってくれた」。安定したショットで、9、11番は1メートルにつけてバーディー。ピンチだった7、12番では3メートルのパーパットを入れた。かみ合って3打差4位のスタートを切った。

 今季初のレギュラーツアーだが、1週間前の緊張を思えば何てことはない。千葉県で連戦だった下部ツアーの合間に尾崎将司邸を訪ねた。昨年9月につてを頼り訪問して以来、通算4度目だが、「今でもガチガチです。言われるままで話しかけることもできません」とレジェンドの前では直立不動。今回は4日間通い、朝9時から夕方5時まで主にショットを練習した。ちゅうちょすることなく打つことやピンを狙っていかにバーディーを取るかなどアドバイスをもらった。「おかげで今日は逃げることなくできた」と教えを守った。

 今まで賞金シードを獲得したことはなく、生涯獲得賞金は1299万円。今年も出場は限られるが「はい上がるしかない。ジャンボさんにいい報告をしたい」と誓う。殻を破って、偉大すぎる師匠の元に参上する。

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2016年6月24日のニュース