ロシア、カザフ、ベラルーシ リオ重量挙げ“アウト”

[ 2016年6月24日 05:30 ]

 国際重量挙げ連盟(IWF)は22日、国際オリンピック委員会(IOC)が実施した08年北京、12年ロンドン両五輪のドーピング再検査で3件以上の違反が発覚したロシア、カザフスタン、ベラルーシに1年間の資格停止処分を科す方針を決めた。予備の検体も含めて違反が確定すれば、ロシアは陸上に続いてチームとして8月のリオデジャネイロ五輪に参加できなくなる。IWFはリオ五輪予選期間に複数の違反があったとして北朝鮮やアゼルバイジャンの出場枠削減の方針も決めた。ロシアのムトコ・スポーツ相は23日、処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴することを明らかにした。

 日本協会の小宮山哲雄選手強化本部長は23日に「あまりに(違反が)多いと五輪での競技存続を危惧してしまう」と述べた。男子で日本のリオ五輪出場枠が繰り上がりで増える可能性については「まだどうなるか分からない」と慎重だった。五輪出場枠は14、15年の世界選手権成績を基にした国・地域別ランキングで配分され、男子はロシアが1位、カザフスタンが2位、ベラルーシが4位でいずれも上限6枠を獲得。日本はアジア選手権で得た1枠のみだった。

続きを表示

2016年6月24日のニュース