羽生 ストレスフリー練習で完璧4回転 “妨害男”テンは別組…

[ 2016年4月2日 05:30 ]

好調アピール!公式練習で調整する羽生結弦

フィギュアスケート世界選手権第2日

(3月31日 米マサチューセッツ州ボストン)
 1日(日本時間2日)の男子フリーで、2季ぶりの優勝を狙う羽生結弦(ゆづる、21=ANA)が3月31日、サブリンクでの公式練習で好調をアピールした。30日のSP前の公式練習では曲をかけた滑走中にテン(カザフスタン)に進路を妨害され、「それはねえだろ、おまえ!」と声を荒らげたが、SP首位の羽生と12位のテンは、この日の練習は別組。フリー使用曲「SEIMEI」を流しての滑走では気持ち良く滑り、4回転サルコー、4回転トーループを完璧に決めた。

 SPでは自身の世界最高得点に迫る110・56点をマークし、2位のフェルナンデス(スペイン)に12・04点の大差をつけた。羽生と同組で練習したフェルナンデスは交際中の元世界女王・安藤美姫さんが見守る中、右足首付近を痛めたもようで、日本男子初となる2度目の戴冠により近づいた。

 サブリンクを去る際には約30人のファンがバスまでの約30メートルに殺到。ボストンでも絶大な人気を誇るプリンスが、今季最後の試合で圧巻のパフォーマンスを披露する。

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2016年4月2日のニュース