浅見VS近藤リオへ最終決戦 女子48キロ級、3日に激突

[ 2016年4月2日 05:30 ]

柔道の全日本選抜体重別選手権を前に、ポーズをとる(左から)七戸、海老沼、浅見、近藤、松本、原沢

 柔道のリオ五輪代表最終選考会となる全日本選抜体重別選手権は、2日から福岡国際センターで開幕。3日に行われる女子48キロ級では浅見八瑠奈(27=コマツ)と近藤亜美(20=三井住友海上)が文字通りの最終決戦を迎える。すでに当確ランプがともった階級も多い中、今大会の結果に大きく左右されるのが女子48キロ級、同70キロ級、男子100キロ超級だ。

 浅見と近藤はここまでほぼ横一線。4年前は初戦敗退でまさかの代表落選を味わった浅見は、1日の会見で「優勝した方が代表をつかむ。試合では自分をキラキラ輝かせたい」と集大成の舞台に懸ける意気込みを示した。一方の近藤も「そっちじゃないだろうと言われるのはイヤ。私がちゃんとした代表に見えるように最終的には戦いたい」と直接対決での決着を熱望。4年間を懸けた代表争いは、その1試合で全てが決まる。

 ▽柔道のリオ五輪代表選考 出場資格を得るためには5月末の世界ランクが男子22位、女子14位以内(国が重複した場合は繰り下がる)であることが条件になる。日本代表の選考は世界選手権や国内外の大会の実績に基づいて行われ、今大会の成績(最重量級は男子が29日の全日本選手権、女子は17日の全日本女子選手権)も判断材料の一つとして大会後の強化委員会で総合的に判断される。

続きを表示

2016年4月2日のニュース