キドメグ、スピース流パターでV戦線浮上 28位→5位

[ 2016年4月2日 05:30 ]

7番、バーディーパットを放つ木戸愛

女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城第2日

(4月1日 静岡県袋井市 葛城ゴルフ倶楽部山名コース=6568ヤード、パー72)
 28位から出た木戸愛(26=ゼンリン)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算1アンダーの143で首位と3打差の5位に浮上した。今週からパターのグリップを変更。世界ランキング2位でパット巧者のジョーダン・スピースも愛用するメーカーのもので、難グリーンを攻略した。李知姫(37=韓国)とテレサ・ルー(28=台湾)が通算4アンダーで首位に並んだ。
【第2R成績】

 雨にも負けず、美脚美人の木戸がリーダーズボードを駆け上がった。前半の15番で7メートルのバーディーパットをねじ込むと、後半の4番で4メートル、5番で2メートルを決めて連続バーディー。グリーン上で輝きを放ち、「全体的に凄く良いゴルフができている」と表情は晴れやかだった。

 今週からパターのグリップを変更。昨年のマスターズ覇者で世界ランク2位のジョーダン・スピースも使用するスーパーストローク社製のもので通常のグリップよりやや太めの逸品だ。「手首が固定されるが、太すぎないので感性も生かせる」と感覚派の木戸にはピッタリ。握りもスピースと同じクロスハンドを以前から採用しており、“スピース流パット”で優勝戦線に浮上した。

 男子プロの芹沢信雄に師事する木戸にとって、?城GCは兄弟子の藤田寛之の所属コースであることから、オフの合宿などでもたびたび利用するなじみ深い場所。「とても好きなコース。難しいけれど、こういったコースで上位にいられるようになりたい」。12年サマンサタバサ・レディース以来の勝ち星を飾るのにふさわしい場所だ。

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