演技前ナーバスに…羽生「悔しい」ミス連発でまさかの逆転負け

[ 2016年4月2日 12:50 ]

男子フリーの演技を終え、得点発表で表情のさえない羽生結弦(右)とブライアン・オーサー・コーチ。2年連続の2位に終わった
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 フィギュアスケート世界選手権第3日は1日(日本時間2日)、米マサチューセッツ州ボストンで行われ、でショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ゆづる、21=ANA)はジャンプでミスが出るなどフリーで崩れ、2年連続の2位。日本男子初となる2度目の世界一を逃し、「悔しい」と本音を漏らした。

 SPでは自身の世界最高得点に迫る110・56点をマークした羽生だったが、この日はミスが重なった。冒頭の4回転サルコーの着氷で右手をつくと、後半のサルコーとトーループの4―3回転はサルコーで転倒。SPの12点以上のリードを守れず、フェルナンデス(スペイン)に逆転を許した。

 3月30日のSP前の公式練習では、自分の曲がかかった滑走中にテン(カザフスタン)に進路を妨害され、心を乱された。SPではトップに立ったが、この日は「緊張の質にうまく対応できなかった」という羽生。「(ジャンプを)全部跳びたかったが、結果として悪かった」と演技を振り返り、「いろいろ見直さないといけない。この舞台で金メダルを取れないようではまだまだ」と反省の言葉を口にした。

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