浜田 リオ“前哨戦”V「ここでやれたのは大きい」

[ 2016年2月23日 05:30 ]

テコンドーのリオ五輪テスト大会、女子57キロ級で優勝した浜田真由(左)の1回戦

 テコンドーのリオ五輪テスト大会は21日、ブラジル・リオデジャネイロで行われ、女子57キロ級で同五輪代表に決まっている浜田真由(22=徳山大)が優勝して本番に弾みをつけた。

 12年ロンドン五輪代表で昨年5月の世界選手権で日本勢初の優勝を果たした浜田は第1シードで出場。1回戦ではノーシードのブラジル選手に3点を先取され、劣勢に立った。「外国選手、特に女子はトリッキーな技を使う。対応し切れなかった」と出はなをくじかれたが、積極的に攻めに出て逆転勝ち。そこからは「いかに冷静にいるか」との心構えで安定感を取り戻し、危なげなく勝ち上がった決勝では台湾選手を破った。

 五輪本番の会場ではないが同じ五輪公園内の体育館で「気持ちいい感じ。楽しめた。ここでやれたのは大きい」と半年後の大舞台のイメージもつかめた。「この大会は優勝とかより、課題を持ってやりたかった」と控えめな言葉の中に手応えをにじませた世界女王。金メダルを期待される本番に向けて「みんなで喜びを分かち合いたい」と口元を引き締めた。

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2016年2月23日のニュース