渡部暁２位、ルゼックＶ　スキーＷ杯複合個人第１５戦

　ノルディックスキーのワールドカップ（Ｗ杯）複合は２３日、フィンランドのクオピオで個人第１５戦が行われ、渡部暁斗（北野建設）は２位で、４戦連続今季１１度目の表彰台に立った。

　前半飛躍（ＨＳ１２７メートル、Ｋ点１２０メートル）は、１２９メートルの１２７・７点で首位に立ったが、後半距離（１０キロ）でヨハネス・ルゼック（ドイツ）に逆転を許した。ルゼックは今季初勝利、通算６勝目。

　渡部剛弘（明大）は１８位、加藤大平（サッポロノルディックク）は２７位、渡部善斗（北野建設）は２９位、永井秀昭（岐阜日野自動車）は３２位だった。

　▼渡部暁斗の話　スパートをかけても、思ったほどスピードが出ていない。（優勝に）届きそうで届かないのは今に始まったことではない。腐らずにやりたい。手応えは少しずつある。

　▼渡部剛弘の話　いい収穫はあった。もうちょっとかな。いいジャンプができれば、このぐらいの位置で走れると確認できた。（個人総合）トップ３０に入りたい。

　▼加藤大平の話　（距離で）順位は下げたが、やっと少しだけ踏ん張れた。でも選手を続けると決断した以上はこんな成績では駄目。またトップ１０で戦えるように頑張るだけ。

　▼永井秀昭の話　ジャンプでいい位置につけないと、上位と戦えない。試合でいいジャンプを出すのが課題。ずっとこんな感じできているので、流れを変えたい。（共同）