竹内2季ぶり表彰台 誕生したばかり愛息に贈る3位

[ 2016年2月23日 05:30 ]

W杯ジャンプ男子個人第21戦で3位に入った竹内択(右)

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子

(2月21日 フィンランド・ラハティ)
 21日の個人第21戦(HS100メートル、K点90メートル)で、竹内択(28=北野建設)が合計229・9点で3位に入った。19日には第1子となる長男が誕生したばかりで、愛息にささげる2季ぶり通算4度目の表彰台となった。?西紀明(43=土屋ホーム)は16位。ミヒャエル・ヘイベク(24=オーストリア)が241・4点で2連勝し、通算3勝目を挙げた。

 久々の表彰台で自然と笑みがこぼれた。19日に第1子が誕生した竹内は「家族みんな喜んでいると思う。いい時にだいぶ近づいている」とうなずいた。強風の影響で試合はノーマルヒルに変更され、W杯総合の上位選手が伸び悩む荒れた展開。「凄く得意な意識がある」というノーマルヒルで2本安定したジャンプをそろえ、13年12月以来の表彰台に届いた。

 今季前半は不振で、1月には新しいブーツを一度だけ試したこともある。しかし道具ではなく自らの助走姿勢を修正。13日のビケルスン大会の予選では、フライングヒルで240メートルを飛ぶなど「自分の力で変えられたのは評価できる」と復調の手応えを感じていた。中学卒業後に留学して「ほぼホーム」というフィンランドで「いつか(個人で)表彰台に上りたいと思っていた」という目標をかなえた。

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2016年2月23日のニュース