日本、フルセットでロシアに敗れ初黒星 崖っ縁から逆転ならず

[ 2015年8月23日 22:03 ]

<W杯バレーボール女子 日本・ロシア>第1セット、スパイクを決める木村

 リオデジャネイロ五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会は23日、東京・国立代々木競技場などで第2日が行われ、世界ランク4位の日本は同7位のロシアと対戦、25―12、18―25、21―25、25―23、13―15のフルセットで敗れ1勝1敗(勝ち点4)となった。2連勝のロシアは勝ち点5。

 日本は第1セット序盤から、木村、石井のスパイク、長岡、大竹のブロックなどでリードを奪って主導権を握ると、要所でサービスエースも決まってロシアを圧倒、25―12で先制した。

 第2セットはロシアが先にリードする展開。日本が小差で追いすがったが、中盤以降はロシアの高さを生かしたアタックに苦しんで18―25で落とした。第3セットは一進一退の攻防、長岡、木村のスパイク、座安の好レシーブなどで競り合ったが21―25でリードを許した。

 日本は後がない第4セット、古賀、木村のスパイクが次々決まり5点を先取したが、ロシアが徐々に詰めて一度は9―11と逆転を許したが、ここから4連続得点で再逆転し、このまま追いつかれずに25―23で取った。

 最終セットはロシアがまず先制、すぐに日本が追いつき、この後は取ったら取り返す展開。大竹のスパイクとブロック、古賀のスパイクなどを繰り出したが、9―9からロシアが2点を連取、1点差に迫る場面もあったがそのまま押し切られた。

 日本は24日、キューバと対戦する。

 このほか中国は3―0でアルジェリアを退け、2連勝で勝ち点6とした。アルゼンチンはキューバにストレート勝ちし、韓国はペルーを破って4チームとも1勝1敗で同3となった。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

 ▼真鍋政義・日本監督の話 フルセットで最終的に負けたが、途中までは選手もよく頑張ってくれた。普通なら1―3で負けているケースだが、第4セットも踏ん張った。サーブで崩してもハイボールを上げられ、(ブロックの)上から決められた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月23日のニュース