日馬富士 11場所ぶりVへ“充電完了”41日ぶり公の場に

[ 2015年8月23日 05:30 ]

鶴竜の隣で右肘の状態を確かめる日馬富士(左)

 2日間興行で行われる大相撲の北海道・札幌巡業の1日目で、右肘負傷で先場所途中休場の横綱・日馬富士(31)が41日ぶりに公の場に復帰した。稽古では四股やスクワットで汗を流し「気持ちいい」と充実の表情。午後には横綱土俵入りも披露した。

 今月3日から東日本16カ所を行脚した夏の地方巡業も札幌が最終地点。尾車巡業部長(元大関・琴風)は「来ることに意味がある。稽古まわしを持ってきたことに意欲を感じた」と横綱を評した。秋場所(9月13日初日、両国国技館)の出場について日馬富士本人は「まだ(判断は)早い」としたが、一日でも早く復帰をしたいという強い気持ちを行動で示した。

 今月12日まで2週間あまりモンゴルに帰郷。「心の治療をした。気持ちを立て直した」と亡き父や先祖の墓参りや登山をして心身ともにリフレッシュ。狙うは11場所ぶり7度目の優勝だ。

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2015年8月23日のニュース