19歳ゲブレスラシエ 男子マラソン世界選手権最年少V

[ 2015年8月23日 05:30 ]

<世界陸上北京大会・1日目>男子マラソンで優勝し声援に応えるギルメイ・ゲブレスラシエ

世界陸上第1日

(8月22日 中国・北京)
 マラソン3回目のゲブレスラシエが、何度も折り返す終盤の道順とトラック内は100メートルしか走らないゴールの位置に戸惑いながらもトップでフィニッシュした。19歳での男子マラソン制覇は世界選手権では最年少。「マラソンは相手とコース次第。どんな強い選手でも過酷だ。とてもうれしいが驚くことではない」と語った若き王者は、エリトリアに初の金メダルをもたらした。

 レースは優勝候補だったケニア勢が次々に脱落する中で無名のラモネネ(レソト)がスパート。しかしゲブレスラシエは35キロを過ぎてトップに立ち、追走してきたツェガエ(エチオピア)を振り切って、エチオピア、スーダンと接する母国の国旗を高々と掲げた。

 ◇男子マラソン
(1)ゲブレスラシエ(エリトリア) 2時間12分28秒
(2)ツェガエ(エチオピア) 2時間13分8秒
(3)ムタイ(ウガンダ) 2時間13分30秒
(4)ペルティレ(イタリア) 2時間14分23秒
(5)デチャサ(バーレーン) 2時間14分36秒
(6)キプロティク(ウガンダ) 2時間14分43秒
(7)デシサ(エチオピア) 2時間14分54秒
(8)メウッチ(イタリア) 2時間14分54秒
(21)藤原 正和(ホンダ) 2時間21分6秒
(40)前田 和浩(九電工) 2時間32分49秒
[世]キメット(ケニア) 2時間2分57秒
[日]高岡 寿成 2時間6分16秒

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2015年8月23日のニュース