競歩 日本勢惨敗 鈴木棄権 コーチ「最低でも入賞 想定外」

[ 2015年8月23日 15:05 ]

<世界陸上北京大会・2日目>男子20キロ競歩を途中棄権。インタビューを受け、涙をぬぐい、引き揚げる鈴木雄介

 陸上・世界選手権第2日は23日、男子20キロ競歩が行われ、ミゲルアンヘル・ロペス(スペイン)が1時間19分14秒で初優勝した。金メダルが期待された世界記録保持者・鈴木雄介(27=富士通)は11キロ付近で途中棄権した。股関節に痛みを抱えていた。日本勢は3大会連続の8位入賞はならず、惨敗。五輪、世界選手権を通じて競歩初となるメダルを逃した。

 鈴木は恥骨を炎症。今年5月に痛みが出た。今村コーチによると「このまま痛い中でレースを進めても、結果に結び付かないので、自ら判断した」という。
 
 ロペスは19キロ手前でスパート。中国の王鎮を引き離した。

 来年のリオデジャネイロ五輪代表に決まる8位入賞圏内にいた藤澤勇(27=ALSOK)はトラックに入ってスピートが落ち、1時間21分51秒の14位に終わった。今年の日本選手権覇者・高橋英輝(22=富士通)は48位に沈んだ。

 ▼今村文男コーチの話 (鈴木は)このままレースを続けていくことは難しいとのことだった。最低でも入賞と思っていた。想定外。

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