100メートル予選で高瀬落選 1万メートルはファラー連覇

[ 2015年8月22日 23:20 ]

 陸上の世界選手権第1日は22日、北京で行われ、男子の100メートル予選は1組の高瀬慧(富士通)が10秒15の4着で準決勝進出はならなかった。世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)は9秒96、今季好調のジャスティン・ガトリン(米国)は追い風2・1メートルの参考記録ながら9秒83で通過した。

 1万メートル決勝はモハメド・ファラー(英国)が2連覇。鎧坂哲哉、村山謙太(ともに旭化成)はそれぞれ18位と22位、設楽悠太(ホンダ)は23位だった。

 400メートル障害予選で5組の松下祐樹(チームミズノ)が49秒34で4着となり、23日の準決勝に進んだ。小西勇太(住友電工)岸本鷹幸(富士通)は落選した。棒高跳びの荻田大樹(ミズノ)山本聖途(トヨタ自動車)はともに5メートル65で予選を通過できなかった。

 ▼鎧坂哲哉の話 残念の一言。ふがいない。力不足を感じた。全然勝負させてもらえなかった。あらためて他の人の強さを知った。現実を思い知らされた。自分の力をつけていきたい。

 ▼村山謙太の話 貧血気味で体が重かった。日本代表としてきているので、最下位にはなりたくなかった。

 ▼設楽悠太の話 最初から勝負できなかったのが一番悔しい。急激なペースアップについていけなかった。世界陸上のチャンスをつかんだのに無駄にしてしまった。また一からやり直し。

 ▼荻田大樹の話 決勝へいくという強い気持ちでいたのでがっかり。まずは5メートル70を跳ばないといけない。世界で戦うには力が足りなかった。

 ▼山本聖途の話 決勝に行きたかったが、自分なりの力を全て出し切った結果。調子は抜群に良かったけど(5メートル)70はなかなか跳べなかった。来年につなげられるよう頑張りたい。(共同)

続きを表示

2015年8月22日のニュース