蛭田みな美 2冠締め!東京五輪予定地で「自信」68初制覇

[ 2015年8月22日 05:30 ]

優勝した蛭田みな美(中央)は駆けつけた父・宏さん(左)、姉・彩子さん(右)と共に喜び合う 

日本ジュニア選手権最終日

(8月21日 埼玉県川越市 霞ケ関カンツリー倶楽部=女子12~14歳の部、同15~17歳の部=西コース6567ヤード、パー73)
 女子15~17歳の部は首位から出た蛭田みな美(18=福島・学法石川高3年)が5バーディー、ボギーなしの68で回り、通算14アンダーの205で大会初優勝。蛭田は昨年の日本女子アマ選手権も制し、アマの日本タイトル2冠を達成した。男子15~17歳の部は7打差の6位から出た篠優希(18=東京・代々木高3年)が6バーディー、1ボギーの66、通算7アンダーの206で優勝した。

 高校3年生の蛭田が最後の日本ジュニアで有終の美を飾った。「取りたかったタイトルなのでうれしい。パットの修正がうまくいった」。昨年の日本女子アマに続く2つ目の日本タイトルで、両タイトル獲得は宮里藍や勝みなみらに次いで史上13人目の快挙となった。

 パッティングのアドレスで左を向きすぎる傾向があったため、「スクエアに構えるように意識して」感覚を取り戻した。前半は9番で3メートルを沈めるなど3つスコアを伸ばし、後半の16番でも5メートルのバーディーパットをねじ込んだ。ボギーなしのラウンドを終えて「自分では気がつかなかったので、それだけ集中していたんだと思う」と驚いた。

 勝みなみや新垣比菜らプロツアーでも健闘する有力高校生がそろった大会で、2位に7打差をつける圧勝劇。来年の高校卒業後はプロテストを受験する予定で「世界ランク1位になりたい」と壮大な目標を立てている。霞ケ関CCが会場予定地の20年東京五輪出場も夢の一つ。「やはり意識しながら回った。ここでビッグスコアが出たことは自信になる。20年にまた、ここに来たい」と5年後の夏へ思いをはせていた。

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