鶴竜 逆転Vならずも最後まで争った「責任は果たせた」

[ 2015年7月27日 05:30 ]

鶴竜(右)との51秒の熱戦を制し、35度目の優勝を決めた白鵬
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大相撲名古屋場所千秋楽

(7月26日 愛知県体育館)
 2連勝すれば逆転優勝の望みのあった鶴竜は優勝決定戦に持ち込むことができなかった。左四つでがっぷり組み、外掛けなどで攻めたが、力及ばず。横綱として初の優勝には届かず「頭をつける左四つでなく(得意の)右四つになりたかった」と悔しがった。

 3場所ぶりの出場だったが、横綱としての役割は果たした。負傷した左肩に痛みが残り不安もあったが、12勝3敗で千秋楽まで優勝争いを演じ「優勝はできなかったけれど、ちゃんと責任は果たせたと思う」と安どの笑み。休場中の懸命なリハビリと肉体強化が成績にも反映され「休んでいる間にやってきたことは無駄じゃなかった」と手応えもつかんだ。休場中はトレーナーに「肩を動かすことはいい」と勧められた大好きなゴルフも控えてきたが、15日間戦えることを示したことでもう解禁だ。

 帰り際には旭天鵬のもとへあいさつに出向いた。モンゴル時代、テレビ中継される旭天鵬の活躍を見て、相撲を知り、入門を志した。「天鵬関がいなかったら今の自分はない。恩人ですし、レジェンドですよ。お疲れさまと言いたい」と偉大な大先輩に感謝した。

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2015年7月27日のニュース