葛西 今季初戦は4位、2回目伸ばすも「60点くらい」

[ 2015年7月27日 05:30 ]

1回目90メートルをマークした葛西

 スキーのサンピラー国体記念サマージャンプ大会は26日、北海道・名寄ピヤシリシャンツェのHS100メートル、K点90メートルで行われ、今季初戦に臨んだ14年ソチ五輪銀メダリスト、葛西紀明(43=土屋ホーム)は90メートル、93メートルの合計233・0点で4位に終わった。男子は伊東大貴(29=雪印メグミルク)が優勝。女子は高梨沙羅(18=クラレ)が前日に続き、2連勝を飾った。

 葛西は1回目90メートルの8位タイから、2回目93メートルの大ジャンプで順位を上げたが、4位にとどまり、表彰台を逃した。先月6日に43歳となったベテランは「調子が良かったので3位以内には入れると思った。悔しいな~。踏み切りのタイミングが遅れ、ジャンプは60点くらい」と振り返った。来月1、2日には札幌市長杯2連戦を控えており、巻き返しを誓った。

 ≪沙羅連勝も反省≫90メートル、91メートルの大ジャンプを2本そろえた高梨が前日の今季初戦に続き、国内2連勝を飾った。それでも高みを目指す18歳は「勝ててうれしいけど、タイミングが遅れてしまった。内容には満足していない。雨の中来ていただいた(観客の)方々に、もっといいジャンプを届けたかった」と勝っても悔しさをにじませた。

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