40歳・旭天鵬が引退「気持ち切れた」 年寄「大島」襲名

[ 2015年7月27日 13:18 ]

 大相撲のモンゴル出身力士のパイオニアで、史上最多の幕内出場1470回を記録するなど、長く土俵を務め「角界のレジェンド」と呼ばれた幕内旭天鵬(40)=本名太田勝、モンゴル・ナライハ出身、友綱部屋=が27日、名古屋市中村区の友綱部屋宿舎で記者会見を開き、体力や気力の限界を理由に現役引退を表明した。日本相撲協会は同日、年寄「大島」の襲名を承認した。

 旭天鵬は西前頭11枚目で迎えた名古屋場所を3勝12敗で終え、史上2位の99場所在位した幕内からの転落が決定的となっていた。会見では「力がなくなり、気持ちが切れた」と話した。

 旭天鵬はモンゴルから角界入りした1期生として、1992年春場所初土俵。2005年に日本国籍を取得した。12年夏場所で史上初の平幕同士による優勝決定戦を制し、37歳8カ月の最年長初優勝を果たした。

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2015年7月27日のニュース