松森3位浮上!脚もパットも魅せた 初Vへ4月の雪辱だ

[ 2015年6月21日 05:30 ]

18番でティーショットの打球の方向を見つめる松森

女子ゴルフツアー ニチレイ・レディース第2日

(6月20日 千葉県千葉市 袖ケ浦カンツリークラブ新袖コース=6584ヤード、パー72)
 10位から出た松森彩夏(21=スターツ)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算6アンダーの138で首位と3打差の3位に浮上した。4月のツアーでは優勝争いの末に2位に甘んじており、今回はそのリベンジに挑む。67で回った李知姫(イ・チヒ)(21=韓国)が通算9アンダーで首位。アマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高2年)は74と伸ばせず、通算8オーバーでツアーでは今季初の予選落ちとなった。
【第2R成績】

 股下80センチのスラッとした美脚の松森がプレーでも観衆を魅了した。「前日と同じで1Wが散らばっていてラフに行った」と万全の状態ではなかったが「そこはマネジメントで刻んだりと、うまくいった」と頭を使ったゴルフで好位置につけた。

 15日に全米女子オープン日本地区最終予選に参加し、5位で初の海外メジャー切符をつかんだ。1・5~2メートルのショートパットを外してスコアを崩すことが多く、その最終予選からパターをピン型からエースのツーボール型に戻して「感覚が戻ってきた」という。8番はピン手前5メートルから沈めてバーディー。12番でも5メートルのバーディーパットがカップの底を叩いた。

 プロ3年目の21歳。4月のフジサンケイ・レディースは最終日の優勝争いで、プロテスト同期の藤田光里に1打及ばず涙をこぼした。「ショートゲームが負けた要因」と以降は練習ラウンドでアプローチの回数を増やすなど努力を重ねてきた。

 あれから8週間。再び好機をつかみ「リベンジしようという気持ちで練習してきて、またチャンスが巡って来た。今週は強い気持ちで戦いたい」と闘志をみなぎらせた。 

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