音羽山親方の死去悼む しめやかに通夜 約300人が参列「遺志を引き継ぐ」

[ 2015年6月21日 21:07 ]

音羽山親方の通夜のため、斎場に入る貴乃花親方

 20日に急性心不全により、43歳で死去した大相撲、元大関貴ノ浪の音羽山親方(本名浪岡貞博さん)の通夜が21日、名古屋市守山区の斎場で営まれた。22日午後0時30分からは同所で葬儀・告別式が営まれる。

 貴乃花親方(元横綱、42)をはじめ、大関稀勢の里(28)や元サッカー日本代表の釜本邦茂氏(71)ら角界や紗スポーツ、芸能界などから約300人が参列した。

 斎場には引退後に撮影された遺影が飾られた。貴乃花親方はコメントしなかったが、一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)が「彼の遺志を引き継いで強い力士をつくる」と話した。小結逸ノ城は「プロに入る前から教わった。ありがとうございましたと言った」としのんだ。

 10年の日本相撲協会理事選挙で貴乃花親方が二所ノ関一門を離脱する際、行動を共にした。2月からは審判委員に抜てき。頭の回転が速く、人望もあった親方には期待する声も多かったが、志半ばでの悲報だった。

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2015年6月21日のニュース