渡部暁がW杯通算6勝目 前半飛躍8位から逆転V

[ 2015年3月6日 23:59 ]

W通算6勝目を飾った渡部暁斗(AP)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は6日、フィンランドのラハティで個人第15戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)が優勝、昨年3月の昨季最終戦以来の通算6勝目を挙げた。

 前半飛躍(HS130メートル、K点116メートル)で117・5メートルの112・9点で8位につけ、トップと54秒差でスタートした後半距離(10キロ)で逆転した。加藤大平(サッポロノルディックク)も7位に入った。

 23位となったエリック・フレンツェル(ドイツ)が、2戦を残して3季連続3度目の個人総合優勝を決めた。渡部剛弘(明大)は27位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は38位だった。

 ▼渡部暁斗の話 (距離の)スキー選択が当たった。実力どうこうよりも、きょうは運が良かった。でも、勝ってシーズンを終われるのは気分が違う。

 ▼加藤大平の話 (距離の)スキーがとても滑った。これだけ滑れば最高。僕も暁斗も最後まで(体力を)温存して走ることができた。

 ▼永井秀昭の話 (前半飛躍は)ひどい条件だった。今季は運も良くない。後半は10キロをいい形で走りきることを考えた。課題としていたペースの上げ下げはできた。次につながるレースはできた。

 ▼渡部剛弘の話 W杯得点(30位以内)は取れたが、もっと上位に入りたかった。悔しい。滑りにくい雪でうまくスキーを滑らせる技術がまだない。(共同)

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