逸ノ城の父、TV観戦し「大横綱と優勝争い、うれしい」

[ 2014年9月27日 19:48 ]

 横綱白鵬に敗れた新入幕の逸ノ城の父親、シレーマシン・アルタンホヤグさんは27日、ウランバートル市内で相撲中継をテレビ観戦した後、共同通信の取材に「大横綱と優勝争いで初めて顔を合わせたのは非常にうれしい。偉い横綱と相撲を取ったことがいい教訓となるのを期待している」と語った。

 28日の千秋楽で逆転優勝の可能性が残っていることに関しては「自分の相撲を取ってほしい」と一言。今後の活躍に関しても「一番大事なのはモンゴル出身の大勢の力士と仲良くし、自分の相撲を取ることだ」と、記録的な快進撃に息子が浮かれないよう願う父親の気持ちをのぞかせた。

 アルタンホヤグさんによると、逸ノ城は子どものころから森にまきを取りに行ったり、羊の群れの面倒を見てくれたりするなど「非常によく働き(家族を)助けてくれるいい子だった」という。

 逸ノ城の故郷はウランバートルから約400キロ離れている。アルタンホヤグさんは普段、遊牧をしており、この日は親戚の結婚式のためウランバートルを訪れていた。(共同)

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2014年9月27日のニュース