奈津佳「格好いい」１億円突破へ　初の首位発進

１８番、バーディーを奪い笑顔を見せる堀奈津佳

女子ゴルフツアー　ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第１日

（9月26日 宮城県利府町　利府ゴルフ倶楽部＝６４９９ヤード、パー７２）
　ツアー２勝の堀奈津佳（２２＝サマンサタバサ）は６バーディー、３ボギーの６９で回り、東北福祉大出身の佐伯三貴（３０＝日立アプライアンス）らと首位に立った。トップに５人が並ぶ混戦となっている。５カ月ぶりの日本ツアー出場となった有村智恵（２６＝日本ヒューレット・パッカード）はイーブンパーの２２位につけた。

　キュートな笑顔が戻ってきた。自身初の首位発進となった堀は「いいスコアで回れて良かった」と充実感をにじませた。

　「調子がいい時は５Ｉが当たっている」と普段のショット練習でも最後に打って状態を確認するなど堀にとって５Ｉは自身の好不調を判断するバロメーターだ。そのクラブでいずれもパー３の４番１・５メートル、１１番は２０センチにピタリとつけてバーディー。「イメージ通りに打てた」と振り返った。

　昨年は２勝を挙げたが、今季は７月の日医工オープンの４位が最高。それだけに「やっぱり優勝したい」と本音もチラリとのぞかせる。現在、生涯獲得賞金は９２８４万３７１７円で今大会で優勝すると１億円を突破する。「格好いいですね。ご褒美だと思って頑張りたい」と大台突破へ意欲を燃やす。前週は休養に充てて「銀座をぶらぶらして買い物しました」とリフレッシュ。３週前に発症した結膜炎も癒え、「（上位は）混戦なので自分にできることをやってチャンスがあればつかみたい」。視界に捉えた３勝目に意気込んだ。