元小結若荒雄、引退会見で涙も「悔いは一つもない」 

[ 2014年9月27日 16:55 ]

 大相撲秋場所13日目の26日に引退した元小結若荒雄の不知火親方(30)=本名八木ケ谷匡也、千葉県出身、阿武松部屋=が27日、東京・両国国技館で記者会見し「悔いは一つもない。いろいろな方に支えられ、素質以上のものを出させていただいた」と涙を流した。

 西十両14枚目で、13日目に8敗目を喫し、幕下転落が確実となって引退を決意した。思い出の一番は十両復帰を決めた先場所の7番相撲。敗れれば引退を覚悟していた中で勝ち「土俵に入るまでは弱気だったけど、切り替えていい相撲を取れた」と話した。

 部屋付きとして、後進を指導する今後に向け「今は(阿武松)親方の1万歩後ろを歩いている状況。早く近づいて恩返ししたい」と抱負を口にした。阿武松親方(元関脇益荒雄)は「土俵では相手に臆病にならずに立ち向かった。これからは気迫があって、お客さまを引き付ける力士を育ててほしい」と期待した。

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2014年9月27日のニュース