競泳陣、取材対応せず帰国の途に…他競技からは驚きの声

[ 2014年9月27日 12:14 ]

 仁川アジア大会の競泳日本代表、冨田尚弥選手(25)=チームアリーナ=が韓国メディアのカメラを盗んだ疑いで地元警察に事情聴取された問題で、競泳の他の日本代表選手は取材に対応することなく、27日に帰国の途についた。

 男子で4個の金メダルを獲得した萩野公介選手(20)=東洋大=らは午前9時ごろ、選手村からソウルの金浦空港に向かうバスに落ち着いた様子で乗り込んだ。日本水泳連盟のスタッフが、他競技の役員に「お騒がせしました」と神妙に頭を下げる場面も見られた。

 他競技からは驚きの声が上がり、ライフル射撃の溝部政司監督(63)は「信じられない。スポーツ以前の問題」と断じた。クレー射撃の渡辺幹也監督(75)は「迷惑な不祥事。せっかく競泳はいい成績を出していたのに、選手にとっても耐えられないだろう」と嘆いた。(共同)

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2014年9月27日のニュース