圧巻 日本連覇!エース上野 五輪復帰「意識して」執念の3連投!

[ 2014年8月25日 09:15 ]

ソフトボール女子の世界選手で米国を破り優勝、喜ぶ日本ナイン

 ソフトボール女子の世界選手権は24日、オランダのハーレムで行われ、日本は3位決定戦でオーストラリアを下した米国と決勝で対戦し、4―1で勝って2連覇を達成した。

 6年後の東京五輪での競技復帰を願い、チームが一つに結束。最後の打者を空振り三振に仕留めると、日本のエース上野は解き放たれた笑顔を見せた。左膝に痛みを抱えながら、緩急自在の投球術で米国打線を要所で抑えた。執念の3連投で頂点に立ち「2連覇できて本当によかった。五輪を意識して戦ったし、若い選手に経験の力を伝えられたと思う」と歓喜に浸った。

 2年前は米国の8連覇を阻み、今回は初開催の欧州で1次リーグから10連勝。胴上げで3度宙に舞った宇津木監督は「たまたまじゃない。日本の強さは本物だと思う」と誇らしげに笑った。

 ▼上野由岐子の話 早く点を取ってくれて楽になった。2連覇できて良かった。五輪を意識して戦ったし、若手に伝えていく役割がある。その姿を見せられた。日本が勝ち、五輪復帰へのアピールにもなったと思う。

 ▼宇津木麗華監督の話 夢じゃないかと思った。すごくうれしい。日本の強さは本物だと思う。10連勝で2連覇なんて簡単にできない。上野、山田、西山の3人がチームをよく引っ張った。

 ▼西山麗の話 前回とはまた違った優勝の喜びがある。野手では最年長なので、いろいろな経験をさせてもらった。とにかく連覇できて良かった。(共同)

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