遼 4打差16位、米ツアー初V圏「悪い」も好パットで粘る

[ 2014年8月25日 05:30 ]

バークレイズ第3ラウンド、9番でティーショットを放つ石川遼。通算5アンダーで16位に浮上

USPGAツアー バークレイズ第3日

(8月23日 米ニュージャージー州パラマス リッジウッドCC=7319ヤード、パー71)
 39位から石川遼(22=CASIO)がツアー初優勝を狙える位置に浮上した。6バーディー、3ボギーの68で、通算5アンダーの208、首位と4打差の16位につけた。松山英樹(22=LEXUS)は72と落とし、通算3アンダーで16位から30位に後退。69で回ったジム・フューリク(米国)ら2人が通算9アンダーで首位に並んだ。

 会場がニューヨーク近郊ということもあり、訪れた多くの日本人から声援をもらった第3ラウンド。絶好調のパットに加え、ショットも上向き68をマーク。4打差の16位に浮上し「初日は最悪、2日目も最悪、3日目は悪い、みたいな感じ。3日間で一番いいというのは間違いないですけど」と独特な表現で復調を漂わせた。

 6つ奪ったバーディーの中でも、自画自賛するのが2メートルのパットを沈めた16番だ。「(ピンまで残り)129ヤードのフェアウエー真ん中からAWを持ったら、そりゃバーディー取れるでしょという感じ。1Wが真っすぐ行ったら、こんな良いところから打たせてもらえるんだ」と言いつつ、「林は林で好きなタイプなんですけど」と笑いを誘うほどショットは切れた。

 パーオン率は2日目の44・4%から61・1%まで上がり、その上でパット数は初日と同じ24パットに抑えた。3日間の合計パット数は75で、全体1位をマーク。今季ツアー11位の平均パットが偶然ではないことを証明した。逆転も不可能ではない位置から出る最終ラウンド。「最初は今まで通り変わらずやる。終盤に万が一、優勝争いに加わっているようだったら狙っていく」と力を込めた。

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2014年8月25日のニュース