白鵬“第二の故郷”で未来の横綱探し 全国中学選手権視察

[ 2014年8月25日 05:30 ]

全国中学相撲選手権を視察する白鵬

 大相撲の横綱・白鵬(29)が24日、紗代子夫人の出身地である“第二の故郷”徳島でスカウト活動を行った。宮城野部屋徳島合宿最終日の朝稽古後、近隣中学で開催されていた全国中学校相撲選手権大会を視察。現役横綱が中学の全国大会に訪れることは異例のことだが、将来的に相撲部屋の師匠になる予定の白鵬にとっては、金の卵を探す絶好の機会だった。

 最大のお目当ては、小学生時に2つの全国大会を3連覇した沖縄県浦添中2年・当真嗣斗(とうま・つぐと)。小学生時から電話などで交流を重ねており「ずっと手に汗握っていた」とまるで親のような気持ちで熱心に試合を見つめた。

 結果は決勝トーナメント初戦敗退に終わったものの「一生懸命汗を流して稽古をすれば結果は出る」と今後の成長に期待。1メートル82、160キロの体格を誇る当真は「体調を崩してしまい、横綱の前で100%の相撲を見せることができなかった」と悔しがったが「まだ2年なので来年に向けて頑張りたい」とすぐに前を向いた。

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2014年8月25日のニュース