竹内 2日連続4位、50センチ届かず それでも「上出来」

[ 2014年8月25日 05:30 ]

ジャンプGP白馬大会4位の竹内択

 ノルディックスキーのGPジャンプ白馬大会最終日は24日、長野県白馬村で男子個人第5戦(HS131メートル、K点120メートル)が行われ、ソチ五輪団体銅メダリストで27歳の竹内択(北野建設)が127・5メートル、131メートルの合計247・8点で前日に続いて4位だった。42歳の葛西紀明(土屋ホーム)は112メートル、111メートルの193・7点で26位。雪印メグミルク勢は小林潤志郎が自己最高の6位に入り、栃本翔平は9位、清水礼留飛は10位だった。18歳のフィリップ・シュエン(ノルウェー)が129メートル、134・5メートルでGP2連勝を果たした。

 飛距離に換算すれば50センチ余りの差で表彰台に届かなかった。2戦連続の4位に竹内は「またか」と悔しそうに話しながらも「パーフェクトじゃない状態でここなので、そう考えると上出来かな」と前向きに捉えた。1回目は踏み切りが遅れながらも4位につけた。2回目はHSまで伸ばしたが、上位3人を追い越すことはできなかった。日本の横川ヘッドコーチによると、今季から助走姿勢の重心を低くすることに取り組み、同じスタート位置でも助走速度が昨季より1キロ上がっているという。竹内は「自分の感覚は間違いじゃなかった」と手応えも得た。

 ≪葛西26位終戦≫26位に終わった葛西は練習不足を再認識したようで「練習はうそをつかないということ」と苦笑いしながら話した。2回とも強めの追い風に当たったこともあり、K点に遠く及ばなかった。今後は国内に残って冬までに体の切れを取り戻すつもりだ。東日本大震災後から毎年招待している福島県飯舘村の児童らに大ジャンプを見せられず、負けん気に火が付いた。「悔しさを練習にぶつけたい」と誓った。

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2014年8月25日のニュース