自転車連盟、代表監督解任の松本氏のパワハラ認定 代理人は否定

[ 2014年6月7日 23:48 ]

 日本自転車競技連盟が、日本代表総監督からの解任を決めた松本整氏(55)について、女子選手に対するパワーハラスメント行為を認定していたことが7日、関係者の話で分かった。松本氏の代理人は「パワハラ行為は全くない」と強く否定しており、総監督解任の決議とともに反発する姿勢を見せている。

 自転車連盟は成績不振を理由に、競輪の名選手だった松本氏の解任を4日の理事会で決議した。

 関係者によると、日本オリンピック委員会(JOC)が昨年実施したパワハラに関するアンケートの内容について、松本氏は女子選手に「俺のことを悪く書いたのか」などと話し、精神的苦痛を与えた。同連盟は内部調査でパワハラと認定し、3月に厳重注意処分を下した。

 松本氏側は調査に当たった連盟の倫理委員会のメンバー構成が中立性を欠き、調査も不十分などと主張。解任決議についても「連盟には権利がない」と反発している。

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2014年6月7日のニュース