上地、単複2冠達成「ここで勝てたのは大きい」全仏・車いすの部

[ 2014年6月7日 07:47 ]

全仏オープン車いすの部でシングルスとダブルス2冠を達成した上地結衣

 テニスの全仏オープン車いすの部は6日、パリのローランギャロスで行われ、女子ダブルス決勝で第2シードの上地結衣(20=エイベックス)ジョーダン・ホワイリー(英国)組が第1シードのオランダのペアに7―6、3―6で迎えた10点先取のマッチタイブレークを10―8で制し、初優勝した。上地はシングルスと合わせて今大会2冠を達成した。

 上地は四大大会では1月の全豪オープンの女子ダブルスに続くタイトル獲得。試合後の表彰式では英語で堂々と優勝スピーチをこなし「実感が湧かないけれど、ここで勝てたのは大きい」と満面の笑みを浮かべた。

 一進一退の第1セットを先取したが、第2セットで「自分もパートナーも崩れてちょっと不安がよぎった」という。だがマッチタイブレークで息の合った連係を取り戻し「最後までペアの力を信じて納得いくプレーができた」と喜んだ。

 次の目標はウィンブルドン選手権。「パートナーが英国人なのでホームの大声援を受ける。自分たちに有利な舞台」と笑顔で意気込みを語った。(共同)

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2014年6月7日のニュース