放駒前理事長の通夜に600人参列 戒名に「魁傑」入る

[ 2014年5月23日 22:33 ]

先代放駒親方、西森輝門氏の通夜に参列した北の湖理事長(中央)ら=23日夜、東京都中野区の宝仙寺

 日本相撲協会の前理事長で、18日に66歳で死去した先代放駒親方の西森輝門氏(元大関魁傑)の通夜が23日、東京都中野区の宝仙寺で営まれ、北の湖理事長(元横綱)や日馬富士、鶴竜の両横綱ら約600人が参列した。

 ゴルフ練習場で倒れて急死した西森氏のひつぎには、趣味だったゴルフの手袋や雑誌が入れられた。戒名は「浄篤院輝山魁傑居士」で、現役時代のしこ名が入った。

 西森氏は2011年の八百長問題の際に理事長として対応にあたった。故人が所属した二所ノ関一門の大関稀勢の里は「協会が苦しいときに引っ張ってもらい、相撲を取れる環境をつくっていただいた」と感謝した。

 西森氏の弟子で、24日に葬儀委員長を務める芝田山親方(元横綱大乃国)は「ぶれない師匠だった。見送るのは悲しい気持ちでいっぱいだが、これが最後のご奉公」と、しのんだ。

 副理事長として西森氏を支えた元東京高検検事長の村山弘義氏は「志の高い方だった。補佐したことが誇り」と話した。

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