天理大柔道部監督に穴井氏 25日に不祥事後初の団体戦

[ 2014年5月23日 20:15 ]

 部内暴力で昨秋一時活動を停止した天理大柔道部の新監督に、元世界王者でロンドン五輪代表の穴井隆将氏(29)が就任したことが23日、分かった。25日に兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で行われる関西学生優勝大会で、不祥事発覚後初めてとなる団体男子の公式戦を指揮する。

 正木嘉美氏に代わって副監督から4月1日付で昇格した穴井監督は「頑張るだけのひと言だ。(暴力問題を経て)今度の関西学生では今の学生たちがどんな気持ちで畳に上がるかを見たい」と抱負を語った。

 天理大OBの穴井監督は2010年の世界選手権100キロ級で金メダルを獲得し、昨年4月の全日本選手権で2度目の日本一に輝いた。

 柔道部は昨年9月、男子の上級生による下級生への暴力行為で無期限活動停止となり、同11月に練習を再開した。

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2014年5月23日のニュース