国立競技場 思い出胸に…6000人が最後の見学ツアー堪能

[ 2014年5月23日 05:30 ]

国立競技場の解体前最後のスタジアムツアーで、聖火台に向かう参加者

 2020年の東京五輪に向け7月から解体工事が始まる東京・国立競技場で22日、最後の「見学ツアー」が開催された。朝から多くの見学者が詰めかけたため、午前10時半の開始を30分早めるほどの人気ぶり。お昼前にはゲリラ豪雨に見舞われるあいにくの天候だったが、約6000人が最後の雄姿を堪能した。

 完成した1958年から56年の歴史の中で五輪以外にもサッカー、ラグビー、陸上、音楽イベントなど数多くのドラマが生まれたビッグイベントの“聖地”。見学者はそれぞれの思いを胸に公開された選手用の更衣室、貴賓室、トラック、地下トイレの入り口、炬火(きょか)台(聖火台)をカメラにおさめていた。

 64年東京五輪の男子マラソンをスタジアムで観戦していたという静岡市の山梨静香さん(76)は「熱気がものすごくて、震えが止まらなかったことを覚えている。自分も参加している感じだった」と回想。大切に保管していたプログラムとチケットを手に当時の座席を探したが、残念ながら立ち入り禁止の区域。それでも「いい思い出になりました」と笑顔で話した。一方、東京都渋谷区の男性会社員(47)は「解体されるのは寂しいが新しい競技場も楽しみです」と今から待ち切れない様子だった。

 見学ツアーは1月から不定期に開催され、約2万6000人が訪れた。

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