バド日本男子が史上初の決勝進出 国・地域別対抗戦トマス杯

[ 2014年5月23日 19:33 ]

 バドミントンの国・地域別対抗戦、男子トマス杯は23日、ニューデリーで行われ、日本が準決勝で6連覇を狙った中国を3―0で破る番狂わせを演じ、1949年に始まったトマス杯史上初の決勝進出を果たした。日本協会によると、主要国際大会の団体男子で日本が中国に勝つのは初めて。

 シングルスで世界ランキング4位の田児賢一(NTT東日本)がロンドン五輪銅メダルのシン龍を2―0で破り、ダブルスで世界3位の早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)がストレート勝ち。シングルスで19歳の桃田賢斗(NTT東日本)が世界6位の杜鵬宇を2―1で振り切った。

 女子ユーバー杯準決勝で日本はインドと対戦する。

 ▼早川賢一の話 日本はいい選手が集まっているので、中国にひと泡吹かせてやろうと思っていた。でも、まさか3―0で勝てるとは思わなかった。ここで満足せず、決勝も勝ちにいく。

 ▼田児賢一の話 中国に勝ったのでもっと喜びたいが、まだ最後ではないのでバランスが難しい。決勝も力を合わせて、優勝にトライしたい。このチャンスをものにしないといけない。

 ▼遠藤大由の話 (中国を破って)とてもうれしい。過去1度しか勝っていない(ダブルスの)相手だったが、球を上げないようにしたプランがうまくいった。決勝まで1日空くので、きょうは余韻に浸りたい。

 ▼桃田賢斗の話 格上の相手だったので、向かっていくだけだった。先輩たちが(2勝して)いい流れをつくってくれて、それに乗れた。点差が開いた最終ゲームは楽しく、気持ちよくできた。(共同)

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2014年5月23日のニュース