鶴竜 あっけなく3敗目、疲労の色濃く「切り替えてやるしか」

[ 2014年5月19日 19:59 ]

栃煌山がはたき込みで鶴竜を破る

大相撲夏場所9日目

(5月19日 東京・両国国技館)
 鶴竜は力なく3敗目を喫し、前途多難になってきた。栃煌山のはたきにあっけなく両手をつき「最後にあれを残れなかったら駄目」と消え入りそうな声で話した。

 初優勝した先場所とは動きが別人で、うつむき加減の表情には疲労の色が濃い。10日目は苦手の安美錦戦で、残りは上位陣との対戦が待ち受ける。新横綱の場所で訪れた試練に「落ち込んでいる場合じゃない。切り替えてしっかりやるしかない」と自らを鼓舞した。

 出番前から気合十分の栃煌山は横綱撃破に大喜び。「気持ちいい。踏み込めていたから体勢に余裕があった」と顔をくしゃくしゃにさせていた。

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2014年5月19日のニュース