元大関魁傑、無言の帰宅…相撲協会前理事長 死因は虚血性心疾患

[ 2014年5月19日 11:48 ]

 18日に66歳で急死した大相撲の元大関魁傑で、放駒親方として一昨年まで日本相撲協会理事長を務めた西森輝門氏の遺体が19日、東京都杉並区内の旧放駒部屋の自宅に戻った。同日に死因は虚血性心疾患だったと診断された。

 遺体は午前9時半すぎに関係者に出迎えられ、無言の帰宅をした。西森氏は18日に東京近郊のゴルフ練習場で倒れ、そのまま息を引き取った。

 24日に中野区の宝仙寺で行われる葬儀・告別式の葬儀委員長は西森氏の弟子だった芝田山親方(元横綱大乃国)が務め、喪主は妻満知子(まちこ)さんに決まった。

 幕内優勝2度と活躍した西森氏は誠実な土俵態度から「クリーン魁傑」と呼ばれた。2010年8月に野球賭博問題の影響で急きょ、理事長に就任。11年2月に発覚した八百長問題の事態収拾に努めるなど、不祥事で混迷を極めた角界の再生に尽力した。昨年2月に相撲協会を定年退職した。

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2014年5月19日のニュース