イ・ボミ 韓国にささげる今季初V「悲しみの慰めに」

[ 2014年5月19日 05:30 ]

通算9アンダーで今季初優勝し、トロフィーを手に笑顔のイ・ボミ

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース最終日

(5月18日 福岡県福岡市 福岡カンツリー倶楽部和白コース=6314ヤード、パー72)
 セウォル号沈没事故で悲しむ母国・韓国にささげる今季初勝利だ。イ・ボミは前半で柏原を逆転。10番のOBで後退したが、11番で10メートルをねじ込んで並ぶと、15、18番でもスコアを伸ばし突き放した。「うれしい。ドライバーがよく飛んでアイアンは100%思った通りに打てた。凄くいい内容」と“スマイル・キャンディー”と呼ばれる愛くるしい笑顔を見せた。

 アマチュアの勝みなみが優勝した4月のKKT杯バンテリン・レディースでは2位ながら優勝と同額の1800万円を手にしたが、この日は堂々と優勝賞金2160万円を獲得。再び賞金ランキング首位に再浮上した。

 帽子にはセウォル号の行方不明者の生還を祈る黄色いリボンを付けてプレー。「自分の優勝が事故の悲しみの慰めになれば」。今季2度目のアマVを阻止した25歳は心優しい勝者だった。 

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