佳純 敗れたが手応え「ロンドンの時よりもいい試合ができた」

[ 2014年5月5日 21:42 ]

インタビュー中に涙を流す石川

卓球世界選手権団体戦最終日・女子決勝 日本0―3中国

(5月5日 国立代々木競技場)
 31年ぶりの銀メダルを獲得した日本女子のエース・石川は、「最後に負けてしまって残念」と悔しさを見せながらも、やり切ったという表情を浮かべた。

 今大会は、ロンドン五輪の銀メダルメンバー、福原愛を左足小指の疲労骨折で欠き、石川にエースとしての期待と重圧がのしかかっていた。「大会前は、自分が2点落として負ける夢を5回も10回も見た」という不安もあった。だが、「この5人で力を合わせて戦うことができて良かったです。まず、この決勝の舞台に立てたことが幸せで、これからの自分にとっても勉強になりました。すごく楽しい世界選手権でした」と語った。

 個人としても、決勝ではロンドン五輪、13年世界卓球の個人で金メダル獲得の李暁霞に8―11、7―11、7―11で敗れ「中国は凄く強かった」と言いながらも「ロンドンの時よりもいい試合ができたと思う」と手応えを語り「リオへ向けてもっと強くなりたい」と力を込めた。

 村上監督も「5人が100%の力を出し切ったと思う。福原が欠場の中、決勝まで行くのは難しいと思っていたが、5人の力でよくここまで来れた」と称え、石川についても「(中国と)以前対戦した時よりもはるかにいい試合をしていた。今後が楽しみです」と悲願の打倒・中国へ期待を込めていた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年5月5日のニュース