美宇らが被災地小中学生と交流 世界卓球団体戦でイベント

[ 2014年5月5日 19:10 ]

平野美宇選手(左)から指導を受ける東日本大震災被災地の子どもたち=5日、東京体育館

 卓球のJA全農世界選手権団体戦に東日本大震災の被災地から招待された小中学生104人が5日、東京体育館でイベントに参加し、ワールドツアー女子ダブルスで最年少優勝を果たした中学2年の平野美宇選手ら日本オリンピック委員会(JOC)のエリートアカデミーの選手と交流した。

 青森、宮城、岩手、福島、茨城の5県で卓球に取り組む子どもたちは、平野選手らによる実演指導に真剣なまなざしで耳を傾け、熱心に球を打ち返した。福島・日和田小5年の石沢さくらさん(11)は「楽しかったし、勉強になった。すごい思い出になった」と笑顔を見せた。

 イベントの最後に子どもたちと対戦した平野選手は「3月11日のときは悲しい思いをしたと思うけど、これで笑顔になってもらえたらうれしい」と話した。

続きを表示

2014年5月5日のニュース