柔道指導者3人が暴力…全柔連、登録停止処分

[ 2013年12月6日 20:01 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は6日、千葉県印西市の千樹館柔道塾で60歳の男性師範が9月上旬に男子中学生の顔を蹴り、鼻骨を折ったとして1年間の会員登録停止処分を下したと発表した。相模原市にある相武館吉田道場の37歳の男性指導者2人も暴力行為で、会員登録をそれぞれ6カ月と3カ月停止した。

 全柔連によると、男性師範は柔道と併せて教える英会話での意欲が足りないと道路に正座させて暴行。生徒の母親から9月末に通報を受けた全柔連が、今月5日の懲罰委員会で処分を決めた。

 五輪代表選手も育った相武館吉田道場では、男子中学生2人、女子中学生1人に寮生活の乱れなどを理由に複数回平手打ちがなされた。

 3人は処分終了まで全柔連主催大会に指導者として参加できない。日常の指導は可能で、いずれも当該道場で活動を続けている。

 暴力根絶プロジェクトの責任者を務める全柔連の山下泰裕副会長は傘下団体に再発防止を求める意向で「大変ショックを受けている。極めて残念」と述べた。

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2013年12月6日のニュース