羽生 世界最高99・84点!完璧チャン超え!

[ 2013年12月6日 05:30 ]

羽生のジャンプ成功にブライアン・オーサーコーチも思わず立ちあがってガッツポーズ

フィギュアスケートGPファイナル第1日

(12月5日 マリンメッセ福岡)
 男子SPでは羽生結弦(ゆづる、18=ANA)が世界最高得点を更新する99・84点で、断然の首位発進を決めた。

 拍手がいつまでも鳴りやまない。汗だくの羽生は最高の演技を披露できたリンクに向け、感謝の言葉をつぶやいた。「ありがとうございます」。映し出された得点は何と99・84点。11月のフランス杯でパトリック・チャンが出した98・52を上回る世界新だ。「得点にはただ、ただ、ビックリ。(高得点の)感触はなかった」と目を丸くして喜んだ。

 冒頭の4回転トーループを鮮やかに決めた。トリプルアクセル(3回転半)に続き、3―3回転のコンビネーションも完璧に着氷。ジャンプのたびに観客のボルテージが上がり、羽生も両手を広げるガッツポーズで応えた。「舞い上がっていた」という終盤のスピンで乱れ、取りこぼしがありながらの世界新。シーズン前に宣言したSP100点も視界に入った。

 今大会のテーマは明確だった。「自分に集中すること」。10月のスケートカナダ、11月のフランス杯とGPシリーズ2戦連続で世界選手権3連覇中のチャンと激突。厳しい組み合わせで世界王者を過剰に意識して2戦連続2位。駒を進めた今大会もチャンを筆頭に町田、織田や世界トップクラスがズラリ。「どれだけ自分に集中できるかが課題だし挑戦」とトップスケーターに惑わされず自己と向き合っていた。

 ソチ五輪金メダルを最大目標に掲げる18歳だが、「五輪は五輪で一つの試合。ファイナルもそう。五輪へつながるかもしれないけど、この大会はこの時しかない。一生懸命に楽しみたい」と五輪に続く階段は一段ずつ着実に上るつもりだ。
 
 7日が19回目の誕生日で18歳最後の日にフリーを滑る。「18歳の今しかできないファイナルをやりたい」。キーワード通り自分の世界に入り込めれば、チャンを破ってのファイナル初優勝、そして五輪への道も大きく開けてくる。

 ▼ソチ五輪への道 男女ともに日本の枠は3。最終選考会は12月21日開幕の全日本選手権(埼玉)で優勝者は代表に決定。2人目はGPファイナル日本人最上位メダリストと全日本の2、3位選手の中から選考。2人目の選考から漏れた選手と、世界ランク日本人上位3人、国際大会のベストスコア日本人上位3人の中から3人目の代表を選考。

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