寺川 笑顔で「卒業」 足首痛が主因 結婚予定なし

[ 2013年12月5日 05:30 ]

会見から続く報道各社の個別インタビューを終えた寺川は「じゃあね」と笑顔

 競泳のロンドン五輪女子100メートル背泳ぎ銅メダリストの寺川綾(29=ミズノ)が4日、都内で会見を開き、現役引退を発表した。10年以上も一線級で活躍し続けた美人スイマーは終始笑顔で「競技生活から卒業させていただく。引退という言葉は寂しくて自分では言えない」と語った。

 引退の主因は一般的にネズミと呼ばれる関節内遊離体(細かい骨)が足首にたまったため。「故障がどうにもできなかった。今から手術してリハビリしても(16年リオデジャネイロ五輪で)金メダルを狙えるかというと厳しいと感じた」と明かした。08年の北京五輪代表落選後、一度は引退も考えたというが、平井伯昌コーチに師事して復活。今季も世界選手権で日本記録を叩き出すなど、第一人者のままの引退に「(平井氏に)“本当によく頑張った”と言ってもらった」と話した。

 今後はミズノに籍を置きながら、競泳の普及活動などを行う予定。結婚の予定はないというが、抜群のルックスに加えて知名度もあり、多岐にわたる活躍が期待される。「水泳が全てだった。自分のペースでやりたいことを見つけたい」と思いをはせた。

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2013年12月5日のニュース