琴奨菊、大胸筋断裂で休場「来場所から頑張ります」

[ 2013年11月12日 09:08 ]

 大相撲の西大関琴奨菊(29)=本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=が九州場所3日目の12日、日本相撲協会に「右大胸筋断裂で全治3カ月の見込み」との診断書を提出して休場した。2日目に小結松鳳山を押し出した際に痛めた。

 再出場せずに、2度目のかど番で迎える来年1月の初場所で復帰を目指す。同日に福岡県内の病院で検査を受けた後、同県久山町の部屋宿舎に戻った琴奨菊は、若手力士を通じ「来場所から頑張ります」とのコメントを出した。

 師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「上下に手を動かせるので、そんなに大きく切れてはいない。手術はしない。(全治)3カ月と出ているが、軽ければもっと早く出られる。ご当所場所だけに、本人が一番悔しいだろう」と話した。

 琴奨菊の休場は昨年秋場所以来3度目で、3日目の対戦相手、豊ノ島は不戦勝。今場所で初めての幕内力士の休場となった。

 ▼佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の話 (けがは)大胸筋と上腕二頭筋の付け根辺りだと思う。すくわれて、脇が空いて無理に行ってしまった。鍛えるにはゴムチューブ(でのトレーニング)しかない。他の部位も強くすればいい。

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2013年11月12日のニュース