上野 留学で痛感「日本ももう少し選手と仲が良かったら」

[ 2013年11月12日 18:31 ]

姉の雅恵さん(左)から花束を受け取る柔道女子の上野順恵

 ロンドン五輪柔道女子63キロ級で銅メダルを獲得した上野順恵(30)現役引退を表明した。所属する三井住友海上の東京都内の道場で記者会見。すっきりした表情で話した。

 ――引退の決断は。

 「決めたのは自分。周りからは続けてと言われる方が多かった。惜しまれながらやめられて良かった」

 ―一番の思い出の試合は。

 「ロッテルダムの2009年世界選手権で、全て一本勝ちで金を獲れたこと」

 ――悔しかったこと、うれしかったことは。

 「悔しかったのは北京五輪に出られなかったこと。柔道でいろいろな国へ行き、友達ができたのが良かった」

 ――留学したブラジルで感じたこと。

 「コーチと選手の関係がいい。練習以外は友達みたいだった。日本も、もう少し選手と仲が良かったら」

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2013年11月12日のニュース