佐藤プラン通り！混戦制し１万メートル３連覇

＜日本陸上選手権第２日＞男子１００００ｍ決勝で優勝した佐藤悠基

陸上日本選手権第２日

（6月8日 味の素スタジアム）
　男子１万メートルでは昨年のレースを再現するようなラスト勝負で大迫を振り切って混戦を制した佐藤は「プラン通り。３連覇はなかなかできないもの」と息を弾ませた。

　安全策の勝負に徹し、最後の直線でスパートの切れ味は見せたが、世界を見れば手放しで褒められた内容でないことは自覚している。昨年のロンドン五輪で「世界と勝負できなかった」悔しさが今も残るという。２６歳のエースは「今回こそ、同じ失敗をしないように強い気持ちで世界に挑みたい」と夏を見据えた。

　◆男子１００００メートル
（１）佐藤　悠基（日清食品グループ）　２８分２４秒９４
（２）大迫　　傑（早大）　２８分２５秒８４
（３）宇賀地　強（コニカミノルタ）　２８分２７秒００
［世］ベケレ（エチオピア）　２６分１７秒５３
［日］高岡　寿成　２７分３５秒０９
派遣標準記録　２７分２８秒３６、Ａ標準＝２７分４０秒００、Ｂ標準＝２８分５秒００