鶴竜2度目の無傷8勝 10年名古屋場所以来

[ 2013年5月20日 06:00 ]

うわてだしなげで隠岐の海を破る鶴竜

大相撲夏場所8日目

(5月19日 両国国技館)
 鶴竜が隠岐の海との1分42秒3に及ぶ大相撲を制し、平幕時代の10年名古屋場所以来となる自身2度目のストレート給金を果たした。

 自分より一回り大きな相手に“左四つがっぷり”の体勢となったが、「無理せず、残して残して」と新三役の寄りを外掛けでこらえるなど粘り強く辛抱。その後、前に攻めながらタイミング良く上手出し投げを決め「いいですね。うれしい」と支度部屋では頬を緩ませた。

 今場所限りで同じ井筒部屋に所属する立行司・木村庄之助が定年退職。終盤戦には白鵬との結びをその恩人に裁いてもらう大一番も残っているだけに、8連勝を果たしても「まだまだ」と謙虚だった。

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2013年5月20日のニュース