白鵬 夏場所後に拓大の1日客員教授に就任

[ 2013年5月12日 06:00 ]

優勝額を背に笑顔を見せる白鵬(左)と険しい表情の日馬富士

 大相撲夏場所の土俵祭りが初日前日の11日、東京・両国国技館で行われた。25度目の優勝を狙う横綱・白鵬(28=宮城野部屋)は「あらためてもう始まるのかと思う。この間終わったばかりなのに。東京で優勝したいという気持ちは他の人よりもある」と11年9月の秋場所以来1年8カ月ぶりの東京場所制覇に気持ちを新たにした。

 場所後には拓大の客員教授に就任する。「世界の中の日本」を担当して講義を行い、拓大と拓大北海道短大の合同で白鵬研究プロジェクトを発足させることにもなった。

 昨秋には拓大北海道短大を訪れ、母国モンゴルが原産国の1つとして知られるグミ科の果実「シーベリー」を植樹し、同短大女子バスケットボール部の名誉監督に就任するなど関係を深めてきた。今回は1日限定の予定だが「(拓大には)相撲部もあるし、学生たちに今までやってきたことを伝えていきたい。両国の懸け橋になって、モンゴルの学生と交流ができれば」と交換留学などを行うことを示唆した。初日の相手は西小結の隠岐の海ではなく東小結の栃煌山。「初めて知った」と驚きながらも「気にならなかったが、稽古していてよかった」と気持ちを引き締めていた。

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2013年5月12日のニュース